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図鑑未掲載!深海魚「ヒゲナガヤギウオ」展示(上越市立水族博物館うみがたり)

2020.9.27

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アンノウンな新顔が仲間入り!

詳しい生態が解明されておらず、図鑑にもまだ載っていない珍しい魚「ヒゲナガヤギウオ」が上越沖で見つかり、9月26日(土)から新潟県上越市の立水族博物館「うみがたり」で国内で初めて展示されています。

展示される「ヒゲナガヤギウオ」です。体長約15cm。その名前のとおり下あごからヒゲのようなものが長く伸びています。これは味蕾(みらい)と呼ばれる味を感知する器官です。ヒゲはニョロニョロと自在に動かし、エサを探すために用いられていると考えられています。

ヒゲナガヤギウオは今年1月、上越市の名立漁業協同組合の漁師が水深200mから水揚げした魚のなかに見つけ、うみがたりに届けました。

当初うみがたりでは水深30mあたりの浅いところに棲み、すでに広く知られている「ヤギウオ」と考えていましたが、従来のヤギウオと生息域が違うことから京都大学舞鶴水産実験所の甲斐嘉晃(かい よしあき)助教に問い合わせたところ、DNA鑑定などの結果、別種の「ヒゲナガヤギウオ」と確認されました。

高級魚のハッカクと同じトクビレ科の「ヒゲナガヤギウオ」と見られるものの、詳しい生態はまだ分かっていません。現在、甲斐助教が研究論文を執筆中で、いずれの図鑑にも掲載されていないということです。

うみがたりではこれまで、深海の環境にあわせて水温を4℃に調整し、光を遮断したバックヤードの水槽で飼育してきました。これまで安定して飼育できていることから今回、国内で初の展示となりました。

深海担当の飼育員は「飼育は手探りで始めた。小型の動物プランクトン、ツノナシオキアミをエサにあげている。比較的スムーズに長期飼育できている」と話しています。

うみがたりではヒゲナガヤギウオを初めて確認したあとも、名立漁協から複数匹の個体を入手しており、そのうち4尾を9月26日(土)から2階に設けた特別水槽で展示しています。

うみがたりでは、飼育を通して生態を解明していきたいとしています。

上越市立水族博物館「うみがたり」

住所:新潟県上越市五智2‐15‐15
電話:025‐543‐2449
アクセス:<車>北陸自動車道 上越ICから10分 <電車>えちごトキめき鉄道 直江津駅から徒歩15分
URL:http://www.umigatari.jp/joetsu/index.html

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