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雪国ならでは“天然の冷蔵庫” 雪中貯蔵施設「ユキノハコ」オープン(新潟県上越市)

2021.3.30

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利用はもちろん見学もできる観光型です!

新潟県上越市安塚区で建設が進められていた観光型の雪室貯蔵施設「ユキノハコ」が完成し、27日(土)にオープンしました。

雪室とは、雪国ならではの“天然の冷蔵庫”。雪を入れた貯蔵庫の中で、米や野菜といった農作物や、酒やみそなどの加工品、肉や魚などの食品を保存することで、質を落とさずに鮮度を保ったまま貯蔵できるだけでなく、熟成や低温順化(甘みが増す)が進み、味に変化を生まれます。

上越市にはこのユキノハコのほかにも、いくつかの雪室があり、日本酒やしょうゆ、コーヒー、お茶、食パン、蕎麦など、雪室で貯蔵したさまざまな商品が展開され、近年注目を集めています。

施設名のユキノハコには、「雪の宝箱」という意味が込められています。2017年12月、以前にあった雪室施設が改修工事中に火災で全焼し、その跡地に上越市が整備を進めてきました。木造2階建てで、野菜などを保存する貯蔵庫の床面積は約74平方メートルです。

貯蔵庫の隣にはほぼ同じ大きさのスペースがあり、最大90トンの雪が入ります。

ユキノハコの貯蔵庫は、夏でも5度ほどに室温が保たれます。施設の中には説明パネルが飾られた回廊や、雪室を見下ろすことができる見学ブリッジがあり、観光客が無料で見学することができます。

「ユキノハコ」に雪を入れる雪入れの作業の様子

施設の設計を担当した海法圭さんは「雪室は機能的に閉じがちだが、周りには雪国ならではの風景がある。訪れた観光客に雪国の文化が伝わるよう、雪国の象徴である“雁木”を回廊に取り入れた。観光客に雪国文化を知ってもらえる場所、そして生産者が雪国で農業を営むことに誇りを持てる場所になってほしい」と話していました。

「ユキノハコ」には、地元産品などを販売する「雪だるま物産館」が隣接

ユキノハコの見学は、土日祝日の午前11時からと午後1時からの一日2回行われます。

また、ユキノハコでは、個人や事業者の利用を募集しています。料金は1パレットにつき、上越市内の人は個人2750円、事業者5500円です。施設の隣にある「雪だるま物産館」で、保存した商品の委託販売も行っています。詳しくは、上越市の農村振興課までお問い合わせください。

雪中貯蔵施設「ユキノハコ」

住所:新潟県上越市安塚区樽田140
電話:農村振興課 025-526-5111
アクセス:〈車〉北陸道「上越IC」から約30分
URL:https://www.city.joetsu.niigata.jp/site/joetsu-agri-portal/yukimuro-riyou.html

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