100年続く老舗酒店が営む「CAFE1166（イイムロ）」（新潟県上越市）
人気の絵本に出てくるお菓子やジュースも提供！
新潟県上越市浦川原区、国道253号沿いにある「CAFE1166（イイムロ）」は、地元の食材をふんだんに使った料理を提供しているカフェです。
もともとは創業から100年続く老舗酒屋「枡屋商店」でしたが、一念発起してカフェを2022年2月にオープン。現在は酒類を販売するかたわら、地元の食材をふんだんに使った料理やドリンクを提供し、地元の憩いの場として親しまれています。
店内は酒屋のイメージを一新。木材をふんだんに使ったあたたかみのある空間が広がり、パソコンやスマホで勉強や仕事をしてもらえるよう、様々な場所にコンセントが設置されているのが特徴です。
さて、気になるCAFE1166のメニューは……。
豚骨出汁のポークカレー 1282円（税込）
こちらは豚骨出汁のポークカレー。10種類以上のスパイスを独自にブレンド。野菜を細かく刻んでルーに溶け込ませています。そして、ライスの上には一番のオススメという手作りの奈良漬が乗っています。
酒屋は、酒を管理する場所で、温度や湿度などの変化に気を配らなくてはなりません。この環境が漬物作りに適しており、昔から作られてきました。この味をぜひ食べてもらいたいと、福神漬けの代わりにライスの上に奈良漬けが添えられています。
セットのサラダに使われている野菜は浦川原産。雪下にんじんドレッシングでお召し上がりください。
昭和プリン 550円（税込）
続いてこちは、とろりとした食感の昭和プリン。やわらかさとなめらかさが懐かしさを感じさせる一品です。
カラメルソースは、注文が入ってからかけるというこだわり。直前にかけることで、生地への溶け込み方が変わってくるそうです。
なめらか甘酒プリン 605円（税込）
もう一つのプリンが、なめらか甘酒プリン。こちらは生地がしっかりして、じわじわと甘酒の香りと味が広がっていきます。地元の酒かすを使用し、チーズケーキに近い濃厚さと、鼻から抜ける甘酒の香り。甘酒が苦手な方でも食べやすいと評判です。
昭和プリンとなめらか甘酒プリン、どちらを食べようか迷ってしまいそう。酒屋が始めた新しい挑戦、これからの展開に目が離せません。
また、最近では絵本に登場するお菓子やジュースを再現したメニューの提供をはじめ、親子連れや絵本好きから喜ばれています。
「ぐりとぐら」に登場
スキレットで焼いたカステラ
今年4月、国道を挟んで店の斜め向かいに建築工房CRAFTが営む古本屋「Book Rebirth（ブックリバース）」がオープンしたのをきっかけに、古本屋の店長 大島謙侑さんからの提案で、絵本に出てくるお菓子やジュースを再現して提供することになりました。
「うれしいおいしいはんぶんこ」に登場
うさぎのかあさんが作ったニンジンゼリー
絵本のメニューは、これまでに「ぐりとぐら」に登場するスキレットで焼いたカステラや、「ぐりとぐらとすみれちゃん」に登場するカボチャドーナツやカボチャプリン、カボチャのかりんとう、「ポコポコミックスジュース」に登場するミックスジュース、「うれしいおいしいはんぶんこ」に登場するニンジンゼリーなどが登場しました。
毎週提供するメニューが替わるので、何が食べられるかは店に足を運んでからのお楽しみです。提供するお菓子にはできるだけ上越市浦川原区や安塚区、大島区の食材を取り入れるよう工夫されています。
「ドーナツやさんはじめました」に登場
カラフルなドーナツ
今後は絵本の「ドーナツやさんはじめました」に登場するカラフルなドーナツをイメージして、親子でデコレーションを楽しむイベントも企画しています。開催日などの詳しい情報はSNSのインスタグラムで告知していくということです。
店長の横尾恭慧（すみえ）さんは4月まで現役の保育士として活躍していました。「お店で絵本の中から飛び出してきたお菓子やジュースに目を輝かせている子どもたちを見るのがうれしい」と話し、今後のメニュー開発にも意欲的です。
店長 横尾恭慧さん
「大人も子どももみんなにワクワクしてもらいたいです。どんなお菓子やジュースが出てくるかはお楽しみです。お店に足を運んでいただいて、目と舌で楽しんでください。皆さんのお越しをお待ちしています」
店舗情報
CAFE1166
■住所：上越市浦川原区飯室新田1-子
■営業時間：水～日曜 11:00～18:00（15:00LO）
■定休日：月・火曜
■問い合わせ：TEL025-599-2535
■インスタグラム：cafe_1166
CAFE1166
住所: 上越市浦川原区飯室新田1-子
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