新潟県長岡市にある新潟県立近代美術館で徳川十五代将軍の甲冑を一堂に集めた企画展「徳川十五代将軍展~国宝・久能山東照宮の名宝~」が、6月27日(金)から8月24日(日)まで開催されます。
静岡県にある久能山東照宮は、徳川家康を祀る全国東照宮の中で最も創建の古い神社です。徳川家康は元和2年(1616)に駿府城で75年の生涯を閉じ、亡骸は遺言によりその日の晩に久能山へ移され、その後埋葬されました。元和3年12月に創建された久能山東照宮は、江戸時代の代表的な権現造の建築として平成22年(2010)には本殿・石の間・拝殿が国宝に指定されました。付属する歴史博物館には、奉納された家康所用の甲冑や晩年の手沢品の宝物など2000点以上が収蔵されています。本展では、国宝2点と重要文化財31点を含む、およそ100点の宝物が一堂に展示されます。
重要文化財 金陀美具足
桃山~江戸時代初期(16-17世紀)
※後期展示 久能山東照宮博物館蔵
会場には徳川十五代将軍全ての甲冑が展示されるほか、徳川家康の愛用品、歴代将軍の書画など江戸時代の武家文化の精髄を楽しむことができます。※会期中、前期と後期で展示内容が一部異なります。
会期中は関連イベントとして、講演会や作品解説会、ワークショップが開催されます。また、声の大きさを気にせず作品鑑賞ができる「おしゃべりタイム」が6月29日(日)、7月12日(土)、8月9日(土)に開催されます。詳しくは県立近代美術館のホームページをご覧ください。
「徳川十五代将軍展~国宝・久能山東照宮の名宝~」
■会期:6月27日(金)~8月24日(日) 会期中一部展示替えを行います(前期:~7月21日(月)/後期:7月23日(水)~)
■時間:9:00~17:00(観覧券の販売は16:30まで)
■場所:新潟県立近代美術館(長岡市千秋3-278-14)
■休館日:月曜日 ※7月21日(月)・8月11日(月・祝)は開館、7月22日(火)は休館
■観覧料:一般1800円(前売券1600円 6月26日まで販売)/大学・高校生1400円/中学生以下無料
■問い合わせ:TEL0258-28-4111(新潟県立近代美術館)
■県立近代美術館ホームページ